雨の日にしんどいあなたへ伝えたいこと

メンタル回復方法

「ASDなそら」管理人のそらです。

ASD当事者の視点で、仕事や生活に役立つ情報を発信しています!

  • 雨の日、なんとなく気分が重くなる
  • 外に出るのも億劫
  • 傘をさすのも面倒、濡れるのはもっとイヤ

折りたたみ傘を持ち歩いていても、

雨が止めばそれは荷物に早変わり。

こんな小さなストレスの積み重ねが、

思った以上に心と体に負担をかけているのを、私たちは忘れがちです。

私自身、自閉スペクトラム症(ASD)と

天気痛の症状を抱えて生活しています。

特に気圧の変化が激しい日は、頭痛や倦怠感に悩まされ、

ひどいときには何も手につかなくなることもあります。

でも、この記事を通して伝えたいのは「そんな日があっても大丈夫」ということです。

そして「対処法はある」という希望です。

天気痛ってなに?なぜ起こるの?

「天気痛」とは、気圧や気温の変化により引き起こされる身体的不調の総称で、

頭痛・肩こり・めまい・関節痛などの症状が代表的です。

ASDの特性上、身体の感覚に過敏な人も多いため、

天気痛の影響を受けやすい傾向にあります。

特に雨の日や台風が近づく時など、気圧が急激に低下すると、

自律神経が乱れ、体の中のバランスが崩れやすくなります。

私の場合、気圧が下がり始めると「なんとなく頭が重いな…」と感じ、

そのうちガンガンする頭痛に変わることが多々あります。

メンタルと頭痛の関係性:悪循環のループ

不思議なことに、気圧の変化による頭痛と、メンタルの状態は密接にリンクしています。

メンタルが落ち込んでいる時期ほど、天気痛の症状が強く出る。

そして、頭痛がひどくなることで、さらに気分が沈む。

この悪循環は、特にASD当事者にとって非常に厄介です。

物事をゼロヒャクで考えがちな特性や、環境の変化への敏感さが加わることで

「何もかもがダメに思える」ような気分に陥りがちだからです。

ただ、今の私はこう考えています。

不調の波があるのは当然。

その波を受け入れ、無理せず過ごすことが一番の対策。

私の対処法:漢方薬・寝る・デジタル予報の活用

漢方薬を活用する

私が実際に取り入れて効果を感じているのが「漢方薬」です。

症状が出る前、もしくは初期段階で飲むことで、

頭痛のピークを避けることができています

  • 食前(食事の30分前または食間(食後2時間に服用
  • 最初は症状がなくても継続的に服用
  • 効果が出てきたら、頭痛が出そうな時だけ飲む

他の薬を服用している方は、必ず主治医に相談してください。
(私自身、そうしました)

とにかく寝る

「何もしたくない」「体が動かない」とき、

私は迷わず寝るようにしています。

  • 頭痛や不安を感じなくて済む
  • 脳が情報を整理し、リフレッシュできる
  • ネガティブな感情から一時的に距離を置ける

精神疾患のある方にとって「寝る」は立派な回復の手段です。

ベッドで眠れない時は、あえて床やソファなど普段と違う場所で休むのも効果的です。

野原で転がるのもいいかもしれません。

Weathernewsの「天気痛予報」をチェックする

私の生活に欠かせないのが “Weathernews” の「天気痛予報」です。

https://weathernews.jp/pain

このサービスは気圧や天気の変化をもとに、

「今日の天気痛指数」を予測してくれるものです。

自分の住んでいる地域を選んだり、

現在地から、以下の情報が確認できます。

  • 今日・明日の天気
  • 気圧の推移
  • 天気痛指数(安心・注意・警戒)

「今日は危なそう」と感じたら、予定を軽めに調整するなど、

予防的な行動が可能になります。

雨の日の室内ルーティン

家にこもっていると、時間の使い方がループになりがちです。

特にASDやADHDの傾向がある人は、

興味の移り変わりが激しい反面、同じ行動を繰り返しやすい特徴があります。

私が実践している室内ルーティンはこんな感じです。

  • 読書
  • ゲーム(長時間になりすぎないよう注意)
  • 掃除(体を動かすことで気分転換にも)
  • YouTubeでストレッチ・自然音や瞑想系の動画を流す

ただしどうしてもやる気が出ない時は

「やらなくてもOK」という選択肢も忘れないでください

まとめ:「自分を守る日」としての雨の日

雨の日に体調が悪くなるのは、決して気のせいではありません

科学的にも証明された現象であり、

特にASDや精神疾患を抱える方にとっては無視できない問題です

だからこそ雨の日は「普通と同じように頑張る日」ではなく、

「自分を守るための日」と位置付けてほしいのです。

今日からできること

  • 漢方薬などの対策を準備する
  • 寝ることに罪悪感を持たない
  • Weathernewsの「天気痛予報」をチェックする
  • できなくても、自分を責めない

あなたは今、何もできなくても大丈夫です。

この記事を読んで

「明日は少しだけ楽に過ごせそう」と思ってもらえたなら、

それだけで十分です。

あなたの雨の日が、少しでも穏やかで優しいものでありますように。

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