あなたの今の生活リズムは「朝型」ですか? 「夜型」ですか?
自分は障がいがわかるまでは夜型でした. でも今は朝型です.
そうなった理由とエピソードを添えて紹介します.
病む理由が見えてくるはずです.
昔は昼夜逆転だった
自分の生活リズムは心療内科に通院するまでは日付が変わる頃に寝る生活をしていました.
時には1時頃に寝ることもありました.
それでも、起床は6時頃でした.
このリズムが変わるきっかけが大学生の時に留学したことです.
留学先で「強制的に」矯正
留学先で約1ヶ月、ホームステイをしました.
家族構成は以下のとおりです.
- シングルマザー(どのような経緯でこうなったかは不明)
- 5歳の男の子(当時幼稚園に通っていた)
当然日本語は通じない中、最初の2−3日でホームシックになっていました.
ちょっとだけ苦しかったのを今でも覚えています.
しかしこれをリセットする方法が出てきました.
こちらの家族、めちゃくちゃ早く寝るのです.
男の子の就寝時間は19時(午後7時)です笑
夕食を3人で取ったあと、アニメを見てシャワーを浴びたら
お母さん「それじゃ寝ようか」
男の子 「は~い、おやすみお兄ちゃん〜」
二人で一緒に寝室へー
そして自分も21時(午後9時)にはお母さんから「寝ましょうか」と言われます.
結局22時(午後10時)に疲れから自然と寝ていました.
翌日、7時前に目が覚めます. 8時間程度寝ていることになりますね.
これがとんでもなく良かったのです.
起きたときの気分は最高ですし、夜は自然と眠気が出てきてぐっすり寝れる…
それが朝型にすることの最大のメリットです.
帰国したらそうはいかない
しかしながら、
大学生活では22時(午後10時)に寝て、7時頃に起床することは不可能でした.
まず通学時間があります.
実家から通っていたため、大学まで1−2時間要していました.
7時頃に起きてしまうとその日の最初の授業に間に合わない日がありました.
通学に関連して準備時間があります.
起きて、着替えて、顔を洗い、歯を磨き、朝食を取りー
更に、昼食用のお弁当を自分で作る時があったためまた時間がかかります.
最大の理由は宿題・予習・レポート作成などの課題関連です.
大学生になると高校生までの生活リズムでは対応できない場合がほとんどです.
宿題は通学時間や早めに大学に着いてすることもできます.
しかし予習・レポート作成はそうはいきません.
夕食後パソコンに向かっていたら徹夜をしていたことが一度だけありました.
翌日は最悪のコンディションでした. 眠いわ、焦るわ、集中できないわー
徹夜以上に身体を壊すものはありません.
結果、日付が変わる頃に寝て6時に起きざるを得ない状態になります.
最悪の結果を招く
日付が変わる頃に寝て6時に起きるリズムを続けていってしまった結果ー
- 午後の授業は常に眠い (授業を受けた記憶が局所的にない)
- 人間関係も悪くなる (授業の間や昼食後に仮眠を取りたいため)
- 実家と学校の往復になる (他にやりたいことができなくなる)
身体と心の調子は見事な右肩下がりです笑
4年次で卒業論文を書ける状態ではなくなり、留年・休学しました.
そこから実家に籠もる生活を送るようになり、就寝は日をまたぐようになり、起床はお昼前.
きれいな昼夜逆転の生活を送るようになってしまいました.
そして家族と一緒にいることが苦痛になり過換気症候群を発症してしまい、
パニック障害と診断を受けることになります…
人生の底から朝型生活へ
心療内科に通院するようになってから樺沢紫苑先生の動画を見るようになりました.
Youtubeでは非常に有名です.
- 夜型生活は精神疾患持ちには良くない
- 睡眠・運動・朝散歩
- 1日3食、30回以上良く噛んで食べる
- ポジティブ3行日記
以上のことは全て樺沢先生から学んだことです.
これらを毎日、コツコツ、ぼちぼち実践していくことで
- 気分が明るくなった
- 行動範囲が少しずつ広がっていった
- 人間関係を再構築し始めることができた(以前の関係は断ち切った)
そして暇な時間が少しずつ増えていくこととなりました.
最終的に、就労移行支援の利用から就職に繋がっています.
今まさに精神疾患や特性に悩まされている方へ
今日現在生きていて苦しんでいる方はまず、しっかり寝ることを意識しましょう.
- スマートフォンは寝る1時間前まで
- まずは目を閉じるだけでもOK
- 寝る時はその日のポジティブな出来事を頭に浮かべる・探してみる
以上のことを守るだけで充分寝られるようになると思います.
中には「朝より夜のほうが集中できる」方も少数ながらいます.
それでも、まずは朝型に切り替えていただくことをおすすめします.
『朝のほうがいいな』『やっぱり夜派だわ』
そこから自分なりの方法を考えていけばよいのです.
あなたのことはあなた自身が一番知っています.
生活リズムを整えて、少しずつ自分の人生を明るくしていきましょう.
出口のないトンネルはありません. 絶望せずに、ゆっくり立ち上がっていきましょう.
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