あなたは「小田凱人」選手をご存知ですか?
- 9歳で左足の骨頭と大腿骨の一部を切除、身体障害者になる
- それまでサッカーをしていたものの、辞めざるを得なくなる
- 医師の紹介で車いすテニスを知る
- 今や4大大会すべて優勝に王手
- パリパラリンピックでシングルスで金、ダブルスで銀
苦しみながらも、今や輝かしいトッププレイヤーです.
そんな様々な苦しみを彼はどのように乗り越えてきたのか.
自身は精神障がい者(発達障害)ですが、
彼とは障がい者という括りでは同じ.
参考にしない理由がありません.
今回の記事は自身が図書館で偶然発見した、
著者が選手本人の書籍の紹介です.
好きと好奇心が夢への第一歩
好きなこと、夢中になってできること、それに対しての好奇心も大事
小田選手はこう言います.
サッカーを諦めるしかなくなった手術後、
すぐに車いすテニスを紹介されます.
「かっこいい!」
あの時の衝撃が今も彼を動かし続けています.
あなたの中にもそんな情熱があるはずです.
思い出せないのなら幼少期、
特に幼稚園・小学校低学年の頃を思い出してみましょう.
- 目をキラキラさせた瞬間
- 親に泣きながら買ってほしいとおねだりしたもの
- 楽しくてしょうがなかった遊び
根性論をやめよう. 個性を光らせよう.
やりたいことを見つけるために大事なのは「個性」
小田選手はそう言います.
方法として、以下を挙げています.
- 「世の中の普通」からはみ出す
- 他者とのズレを認識する
- オタクを目指そう
加えて、気をつけることも記しています.
- 自分に期待しなくていい
- 相手は傷つけない
- 寄り道をしてみる
障がい者の時点で世の中の「普通」とは離れていますが、
その「普通」を目指してしまうのが障がい者なのではないかと思います.
それを目指す途中で根性論にすがってしまい、
せっかく回復してきていたのに
リバウンドのように弱くなってしまう人を多く見かけます.
そうならないように、
障がいをよりよい長所として活かせるようにしていくのが、
障害者自身の、サポートする人の課題だと思います.
自分自身もお仕事で、プライベートで日々鍛錬しています.
「負け」を負けと受け止めない
プロが故に抱える課題ー
それは負けです.
最初の敗戦は初めての大会、それも完敗です.
試合前に勝つ自分を想像できていた小田選手.
普通なら大泣きしてずっと後悔するところですがー
「もっと自分のテニスを貫いてやる」
その時、彼には反抗心が湧いてきたといいます.
これを昇華させ、今の彼がいるのです.
自分を貫く、誰にでもある難題です.
- 周りの目は気になる
- 批判されたりする など…
それらを気にする必要性はないと彼は言います.
逆にされればされるほど自分を貫いている、とも取れるのです.
そのためにも自分の新陳代謝を怠らないことを挙げています.
新しい事を受け入れて、古いものを手放すー
「万物流転」という言葉がありますが
変化することが唯一変化しないことなのです.
「わがままな自分」であれ
好きを見つけ、好奇心を絶やさず、自分を貫くー
ここまでくれば他人から自分が光って見えることでしょう.
この書籍を読んでいただき、
小田凱人選手の逆境思考を掴み取ってほしいと心から願っています.
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