「ASDなそら」管理人のそらです。
ASD当事者の視点で、仕事や生活に役立つ情報を発信しています!
『生まれ変わりたい』

そう思ったことはありますか?
私は発達障害の診断を受ける前に
そう考えていた時期があります。
『今の自分、なんだかしっくりこないな…』
そんなふうに感じたことがある人に、
とっておきの方法を提案します。
髪を染めてみることです。
見た目が変わると、自分自身の気分も変わります。
また、他人からの印象も変わるため、
新しい環境での気持ちの切り替えに役立つことがあります。
見た目の変化が苦手なASDの人にとっては、
抵抗感があるかもしれません。でも、少しずつ慣れていけば、
自分のペースで取り入れられるかもしれません。
この記事では、私自身の経験をもとに、
髪を染めることのメリットや、
見た目の変化への抵抗感を和らげる方法について紹介します。
ASDならではの「見た目の変化への抵抗感」について
ASDの人は環境の変化だけでなく、
自分の見た目の変化にも強い抵抗を感じることがあります。
例えば、
新しい服を着ると落ち着かなくなったり、
髪型を変えると違和感が続いたりすることがあるかもしれません。
私自身も、髪を伸ばしていると「なんか変だな」と感じてしまい、
なかなか馴染めないことがありました。
だからこそ、髪を染めることは大きなチャレンジです。
しかし、変化の受け入れ方には段階を踏む方法があります。
- 一部分だけ染めてみる(インナーカラーや毛先だけなど)
- まずはウィッグやカラーワックスで試してみる
- 美容院ではなく、自宅で自分のペースで染めてみる
このように少しずつ慣らしていくことで、変化への抵抗感を和らげることができます。
髪を染めることで気分転換してみた話
私は大学生になるタイミングで初めて髪を染めました。
当時、同じ大学に進学する人が少なく、
周囲の環境が大きく変わることに対して不安を感じていました。
そんなとき「何か新しいことを試してみたい」と思い、
高校生の頃から気になっていた髪染めに挑戦することを決意しました。
しかし実際に染めるとなると、不安がよぎります。
- 似合わなかったらどうしよう
- すぐに後悔するかもしれない
- 周りから変に思われないかな

それでも「せっかくの機会だから、一歩踏み出してみよう」と思い切りました。
初めてのヘアカラー体験
髪を染めたのは、中学校の同級生の両親が経営する美容室でした。

「どんな色にする?金髪にする?(笑)」
「落ち着いた色でお願いします…」
色見本を見ながら悩みましたが、
最終的にブラウン系の落ち着いた色を選びました。
そして、染める作業が始まりました。
「冷たっ!」
染料が思っていたよりも冷たくて驚きました。
その後、洗髪し、髪をカットしてもらい、ついに完成。
鏡を見ると、そこには黒髪ではない自分がいました。
髪を染めると気分が変わる
髪を染めたことで、自分の気分が明るくなりました。
生まれてこの方黒髪だったので、
鏡を見るたびに「おお、変わってる!」と驚きました。
そして不思議なことに
『なんだか新しい自分になった気がする』という感覚が湧き上がってきました。
さらに予想外だったのが、周囲の反応です。
「似合ってるね!」
そんな言葉をもらい、安心しました。

メガネをしてみる・変えてみるのも気分転換に
髪を染めること以外にも、
見た目を変えることで気分転換をする方法があります。
例えば、メガネをかけてみたり、
今使っているメガネのデザインを変えてみるのもおすすめです。

ASDの人にとって突然大きく変わるのは抵抗があることもありますが、
メガネなら簡単に取り外せるので、
「気分が乗らない日は外す」こともできます。
またレンズの色付きメガネ(ブルーライトカットやカラーレンズ)にすると、
視界の印象が変わって新鮮な気持ちになれることもあります。
「見た目を変えること」の効果
髪を染めたり、メガネを変えたりすることで、
自分の気分が変わります。
- 少し自信がつく
- 新しいことに挑戦しやすくなる
- 気持ちをリセットできる
ASDの人にとって環境の変化はストレスになりやすいものですが、
自分のペースで少しずつ変化を取り入れていけば、
意外と楽しめるかもしれません。
思い切って変えてみよう
「やってみたい」と思ったときが、そのタイミングかもしれません。
でも、いきなり大きな変化をするのは難しいもの。
そんなときは、少しずつ試してみるのがコツです。
- ヘアカラーを試すなら、まずはインナーカラーやカラーワックスから
- メガネを変えるなら、フレームの色を少し違うものにする
- 服装を変えたいなら、まずは小物やアクセサリーから
こうした小さな変化を積み重ねることで、
自分の見た目が変わることへの抵抗感を少しずつ減らせます。
私もまだまだ試行錯誤中ですが、
一緒に「変化を楽しむ」ことに挑戦してみませんか?
コメント