「ASDなそら」管理人のそらです。
ASD当事者の視点で、仕事や生活に役立つ情報を発信しています!
あなたは、集中しすぎて困ったことはありませんか?
- ゲームに夢中になって気づいたら何時間も経過…
- 仕事に没頭しすぎて、他のタスクが手につかない…
このような経験はありませんか?

これは「過集中」と呼ばれる、ASD(自閉スペクトラム症)に
多く見られる特性の一つです。 過集中はうまく付き合えば強力な武器になりますが、
コントロールできないと生活に支障をきたします。
この記事では、過集中の特徴や対策についてわかりやすく解説します。
過集中とは?
過集中とは、特定のことに集中しすぎて、
時間や他のことを忘れてしまう状態 のことです。
- 声をかけられても気づかないほど没頭する
- 食事や睡眠を忘れて長時間集中し続ける
- 時間の経過を意識できなくなる
- 周囲の状況を気にせず物事に没頭する
過集中は、特定の活動に対する深い興味や熱中から生じることが多く、
ASDやADHD(注意欠如多動症)の特性としても知られています。
一見すると「集中力が高い」という強みに思えますが、
日常生活のリズムを崩したり、人間関係に支障をきたしたりすることもあります。

過集中の具体例
- 休憩なしで1冊の本を一気に読んでしまう
- ゲームを始めたら止まらず、気づけば1日中プレイしている
- 仕事に夢中になりすぎて、食事や休憩を忘れる
集中力が高いことは長所ですが、
過剰になると生活に悪影響を及ぼすことがあります。

過集中で困った体験談
ある日、公園を散歩しながら「Pokemon GO」をプレイしていました。
歩くモチベーションを上げるためにプレイしていたのですが、
次第に「ポケモンを捕まえること」に意識が集中してしまい…
- 喉が渇いても、お茶を飲むタイミングが見つからない
- 疲れているのに、「もう少しやろう」と休憩を後回しにする
- 結果、長時間歩きすぎてヘトヘトに…
こうした「やめ時がわからない」というのが、過集中の厄介なポイントです。
過集中への対策
「気をつけよう!」と思っても、気づいたら夢中になっているのが過集中の特徴。
そこで「強制的に休憩を取るルールを作る」ことが大切です。
✅ 30分ごとに休憩を取る
⇒業務の区切りごとに、休憩を挟むと効果的
✅ スマホのアラームを活用する
⇒仕事中なら、PCアプリのアラームを使う
✅ 飲み物を目につく場所に置く
⇒他の人が飲むタイミングに合わせるのもOK
実践例
❌️ 「休憩しなきゃ…でも、あと少しだけ…」→ そのまま続けてしまう
⭕️ 「アラームが鳴ったから、一旦休憩!」→ 立ち上がって水分補給
「意地でも休む!」と決めておくことがポイントです。

ルールを守りやすくする工夫
「休憩を取ろうと思っても、忘れてしまう…」
そんなときは「目に見える形でルールを設定」 するのが有効です。
- ルールを書いて貼る
- PCの前に「30分に1回休憩!」とメモを貼る
- スマホのロック画面に設定
- 「休憩する!水を飲む!」と表示させる
- タイマーをセット
- 30分ごとにアラームを鳴らす
「休むのを忘れるなら、忘れられない環境を作る」ことが大事です。

過集中を「強み」に変える方法
過集中は、適切にコントロールすれば大きな武器になります。
- 作業に没頭できるので、効率が上がる
- 本を一気に読めるため、理解が深まる
- 「ゾーン」に入ることで、高いパフォーマンスを発揮できる
しかし「休憩なし」「水分補給なし」「睡眠不足」では、
逆にパフォーマンスが低下してしまいます。
無理をせず、適度に休みながら過集中を活かすことが重要です。
まとめ〜過集中をコントロールし、強みに変えよう!
過集中をコントロールするためのポイント
- 30分ごとに休憩を取る
- アラームやメモを活用し、ルールを「見える化」する
- 過集中のメリットを活かしながら、健康管理を忘れない
過集中は、扱い方次第で強力な武器になります。
ルールを作りながら、自分に合った方法でうまく活かしていきましょう!
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