発達障がいの皆さんへ.
過集中になった時によく起こることって何でしょうか?
- 疲れがとても溜まる
- 時間を忘れてしまう
- 視界が狭まる など
どれもあることですね・・・
しかし、より重要なことを忘れてはいないでしょうか?
就労移行支援を利用してた時、これでもかと感じてしまったことがあります.
『注意書きって大事だわ…見逃さんようにしよ』
作業中の出来事その1 Excel作業後に…
最初に起きたのがパソコンを扱う作業中、Excelの課題をこなしていたときのことです.
表やグラフの作成をしていました.
その日は問題を与えられ、表を作成する作業をしていました.
順調に作成し終えて印刷. その後完成品を職員さんに見せるのですが…
なにか違いますよ
あれ?どこかな…
そこで完成品と問題用紙をよく見てみると…
あ、ここが違いますね(指を指しながら)
ホントだぁ…直しますね〜
問題用紙の注意書きによく目を通しておらず、その部分にミスが出ていました.
その日の日報に職員さんは「注意書きはよく見よう!」と書かれていました笑
作業中の出来事その2 「部品が足りない…ぞ?」
次はブロックの組み立てをする作業での出来事です.
レゴブロックを想像していただければと思います.
こちらも先程のExcelと同様、説明書を見ながら組み立てていきます.
しかし、自分は「注意書きはよく見よう!」を忘れていました.
このことがきっかけでまたも同じ間違いを犯してしまいます…
説明書と部品が合っているかを見ながら組み立てていきますが、
『あれ?部品がない、ぞ?』となってしまいました.
その上完成までの時間を測っていたため困ってしまいました.
できる限り早く完成させればさせるほど良いのです.
『崩してもう一度やり直そうかな…』
そう思ったのも束の間、その部品でなければ完成を目指せないことがわかってしまいました.
『よし、崩そ. 時間かかってでも完成させよう』
そこからもう一度最初から組み立てていきました.
しかしまた部品が足りません. それも先程とは別の部品です・・・
『え?またぁ?嘘ぉ…』
先と同じ、もう一度崩してやり直しました.
作品は完成しましたが時間はかかってしまいました.
結果、部品不足などは無かったのです・・・
その日の日報に自分は『説明書見る!』と自戒の意味で小さく書きました・・・
苦手を把握するのに良いシステム『スリーストライク』
このように同じようなミスを3度もしてしまいました.
ミス、同じ間違いを犯すしていいのは2度まで、とよく言います.
スリーストライク制、とも言うことがあります.
- 1度目のミスはしょうがない. 2度目なった時にどうするか考える
- 2度目のミスはどうして起きてしまったか他人としっかり考える
- 3度目のミスはアウト. 「苦手な事」だとしっかり認識する
最後の「苦手な事」は自分のオリジナルです.
障がい者、特に発達障がいとともに生きる方々は得意・苦手をはっきりしておく必要性があります.
アルバイト・就職する際、面接先の企業に得意な事を伝えることは勿論、
苦手な事に対して配慮をしてもらえるように『自分から』説明しなければなりません.
面接の時に苦手な事を実体験として伝えることで、配慮してもらえる確率がぐっと上がると思います.
「次に同じようなことに出会った時、どうするか?」
中学生の時、数学の先生が以下のような事を何度も言っていました.
「次、同じような問題が出た時どうするか?」
中学3年間同じ先生から教わったのですが
教科書を使わず独自のスタイルをずっと貫いておられました.
しかしながら、発していた言葉の端々には重みを感じていました.
同じ間違いを繰り返さないために何をするのか、何ができるのかー
その言葉は今でも脳裏に焼き付いています.
人に間違いはつきものです.
ミスをしたことがない人は誰ひとりいません。
ではミスをしたから成功を掴めるか、というとそうではありません.
必ず間違いを犯してそれを修正し、成功をもぎ取っていくのです.
自分自身も間違いはありつつも、
何をして何ができるのかを考え即行動に結びつけていけるように日々努力をしていきます.
『コツコツ、ぼちぼち』
これが自分の、仕事上の最重要目標になっています.
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