「障害があっても、普通に見えるー」
「障害は個性だよ」
多くの健常者は、障害者と話した時にこのように発言します.
けれども自分は『そう思う多数派はいる. けどそうじゃない』
そう思うのです.
「見た目が9割」な残酷な世界
障害者に関して、「見た目『だけ』で判断されている」そう思う事があります.
理由は単純で、分かりやすいから.
身体の一部分がない.
車椅子を利用している.
盲導犬がそばにいる.
それが当てはまるのは「身体障がい者」だけです.
当然、見た目だけで判断できない方々もいらっしゃいます.
しかしながら、
多数の人は見た目では「絶対に」「普通の人」と判断できない人達がいる、その事を知りません.
それがそれ以外の「知的障がい者」「精神障がい者」「発達障がい者」です.
見た目 < 中身の世界
「異性の人って「見た目」より「中身」が大事だよねー」
恋愛ではよく聞かれる言葉です.
これは「障碍者」にも本当によく当てはまる言葉です.
異性に一目惚れしてしまうと、付き合う事になった際に後悔する確率は上がるでしょう.
それと同じようにぱっと見、外見だけ見て判断してしまうと残念な事になってしまう、
それが「障がい者」なのです.
見た目は普通、中身はどこか普通ではない・・・、何かが違うー
このような人達がいる事実を健常者の多くの人達は知りません.
表裏一体の世界
見た目でも、中身でも、どちらで判断しても良い所・悪い所があります.
見た目のメリット・デメリット
メリット 一瞬見るだけで判断可能
最初に数秒、服装・髪型などを見れば印象が読み取れる
デメリット 最初の印象が長く続いてしまう
第一印象は特に大事、と言われるように初対面の人とは会話を交わす前に
どのように接するか無意識のうちに決まってしまう
中身のメリット・デメリット
メリット その人を深く知ることができる
その人の性格・経験などを理解する事ができる
デメリット かえって自分が傷ついてしまうおそれがある
知ってしまったせいで自分も他人も傷つく恐れがある
知る「時間がない」という問題があまりにも大きすぎる
このように執筆していると気が付いてしまったのです.
『見た目だけでしか判断できていないのは、中身まで知る『時間がないから』なのだろうか』
『そうであるなら、障がい者への理解が深まらないのも頷ける』
これは多数派の「普通の人達」に当てはまる事でもあり、
少数派である「障害者」にも当てはまります.
更に少数派の方々への理解です. 1万人に一人の病気、がその例です.
これは時間の問題であり記事では扱いません.
自分自身や自分を含めた当事者だけで解決できる問題ではなく、
メディアなどが関わる大きな問題であるからです.
「個性」と「得意」を地道に磨く
それでは自らを含めた発達障がいを持つ我々はどうしたらいいのでしょうか.
メディアに出演して、話をしてー
なんてことは先の通り、時間がかかりすぎます.
それよりも手っ取り早い解決法があります.
「個性(中身)を磨けば良い」
発達障がいを持つ方は生まれながらにして多数派の人達とは違う個性を持っています.
- 集中力が桁違い
- 細かい作業が好き
- 感覚過敏がある
- 文章を書くのが得意
そんなあなたにも「必ず」なにか違う個性があります.
十人十色、と言うように異なるのです.
しかしながら、似たりよったりの個性もあります.
中身を磨く事は時間がかかる事ですが、
無視していると後々後悔の種となってしまいます.
是非無視せず、今日から自分と向き合ってみましょう.
「得意分野や興味に集中し、その分野でのスキルや知識を深める」
- あなたの得意なことはなんですか?
- あなたの強みはなんですか?
もしかしたら面接の際に、このような質問をされた方もいるでしょう.
好きなこと・興味のあることを極めたら、いつの間にか他人とは違う人生を歩んでいるー
こんな話を聞いたことのある方がいるかもしれません.
発達障がいの力を借りれば、すでにそれらを持っていることも多くあります.
もし見失っているのなら、一度立ち止まって過去を振り返ると必ず見つかります.
そんな元気もないのなら、今あなたが好きなことをしてみましょう.
時間が経つと、きっと自然に見つけられるはずです.
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