人は誰しも苦しみを抱えて生きているー
そうは言っても実感が無い方がほとんどでしょう.
自分もそう感じています.
しかし仲良くなった友達から「実は…」と打ち明けられる事もあります.
話される内容は自分の経験したこと無い事であったり、似たような事であったりと多岐にわたります.
自分はそんな苦しみを少しでも軽減してあげたいー
そんな方たちに送ります.
「トラウマ」の定義
それでは「トラウマ」とは一体何なのでしょうか.
トラウマとは、
個人で対処できないほどの圧倒されるような体験によってもたらされる心の傷のことです.
トラウマとなる体験(外傷体験)によってさまざまな心身の反応が起こります.
トラウマとなる体験として、地震、津波、台風などの自然災害、虐待、犯罪、性暴力、
交通事故などによるものがあります.https://www.jst.go.jp/ristex/pp/information/uploads/ooka_trauma.pdf
体験は本当に人それぞれです. 自分の場合は下記のとおりです.
- 中学校でのいじめ
- 高校での不登校
- 大学の不登校・留年・休学・中途退学
- 高校での不登校以後の家族内の不和
やはり一番多いのは人間関係でしょう.
いじめられてー、家族関係が悪くてー
それらが消えない傷となることも多いでしょう.
人間関係がこじれていけばいくほど心が壊れていき、
世間一般の「普通」からかけ離れた人間になってしまいます.
これらの経験を自ら回避 / 逃げられる可能性はそう高くはありません.
- 記憶がある頃から家庭内暴力があった
- 小学校(中学校)でいじめにあった
- 母子家庭(父子家庭)で育った
- 生みの親が離婚した、再婚した など
誰かに相談すれば解決できなくはありません.
しかしまず経験が先に来てしまうために、そこで心の傷を負ってしまいます.
トラウマを経験すると絶対右肩下がり
自分がトラウマ経験をした結果、こうなってしまいました.
- 家族を含めて人間不信になった
- 物にあたるようになった
- 目立ちたくないため、内向的にならざるを得なかった
- 一人でいるほうが気持ちが楽になった
- 包丁を見るたび自殺できると思ってしまった
- 生きることが苦しくなった
ほとんどの場合ネガティブな方向に行ってしまいます.
最悪の事例は自殺してしまう事です.
命を断たなけらばならないほど苦しいー
厳しい現実ですが年齢が若いほど、経験が少ないほどそういう決断をしてしまうのは事実だと思います.
どうすればいいか分からない、だから自殺するしか無いー
そういう方たちが多いように思えます.
トラウマの乗り越え方
それではどのようにしてトラウマを乗り越えていくのか. 以下、順番に説明していきます.
0 頭の中でぐるぐる考える
トラウマとなる経験をしたあとは頭の中で考え込んでしまいます.
この時は誰もが苦しいです. 自分もすごく苦しかったです.
経験した日はそれで良いですし、しょうがないことでもあります.
自分一人で抱え込んで苦しみ、もがいてしまう前に次のアクションに移りましょう.
1 何にでもいいから書き出す
一番良い方法は「紙に書く」事です.
ノートでもメモ帳でも、新聞に入っている広告の裏側でも構いません.
起こった事、感じた事・思った事なんでも書いていきましょう.
誰かに見せる必要性は全くありません. 殴り書きで、グチャグチャでいいでしょう.
あなた自身が感じていること・思っていることは人に言えるような言葉ではないでしょう.
それでいいのです.
それらを紙に書いて吐き出す. この行動が大事なのです.
数日経って書いたものを見ると第三者の目線で客観的に・冷静に俯瞰することができます.
「こんな事考えていたんだ…」引いてしまうことが多いでしょう.
「けど紙に書くのは面倒くさい、そんな元気ない. 他にいい方法はないの?」
そんなあなたにはスマートフォンのメモ帳アプリがおすすめです.
実は自分もこちらの方法で乗り越えました.
ColorNote Notepad Notes – Apps on Google PlayColorNote® – Easy to use notepad for notes, shopping list, toplay.google.com
自分はAndroidを使用しているため上記のアプリを利用しています.
iOS(iPhone)を利用している方は純正メモアプリでも良いでしょう.
結局のところ、メモアプリであれば何でも構いません.
紙の時と同じように起こった事、感じた事・思った事を殴り書き、ならぬ殴りメモしましょう.
そして数日後もう一度見てみましょう.
きっとメモした自分自身でも驚くほどの言葉が使用されている事でしょう.
2 話す
メモに書き出して後で俯瞰してみる. その後は誰かに話してみましょう.
「そんな人はいないんだよ…」
トラウマを経験している方でこのような方は多いでしょう.
そのための「いのちの電話」なのだと思います.
電話相談電話相談窓口について紹介しています。www.mhlw.go.jp
よくテレビのニュース番組にて紹介されています.
しかしこのような経験をしている方たちにとって、いきなり他人に話すのはとてもできません.
抱え込んでしまう方が多数派だと思います.
そのための「書き出す」なのです.
書き出して、メモを見ながら話すー これで少し話しやすいと思います.
冷静になって電話対応できると思います.
話せる相手がいる方でもプロに相談することを強くおすすめします.
- プロの目線で指摘してくれる
- 相手のアドバイスが的を得ていない場合がある
- 傷ついてしまう場合がある など
傷ついているときに親しい友人とこのような会話をした時、
発言次第ではその人を信頼できなくなる場合がなります.
こうなってしまうと人間関係がより悪化の一途を辿ってしまいます.
そのため自治体にある電話相談・対面相談の利用をすすめます.
自治体のホームページや広報などで掲載されていますので調べてみると良いでしょう.
ゆっくりでいいから立ち上がろう
トラウマを経験するとすぐには立ち直れません. それでいいのです.
というかそれが普通なのです. 苦しい経験すると凹むのは当然です.
しかしいつも凹んで数日寝込んでしまう、そうなってはいけません.
自分で考え込んでしまう体質になってしまいます.
セルフ考える人になってはいけません.
そうならないために、あなた自身の未来のためにもまず、書き出して客観的に見る.
そしてプロに話す.
これで少しでも苦しみを軽減できればな、と思います.
書いて、ふと我に返って、プロに話して.
それを繰り返した先にいつの間にかトラウマを乗り越えたー
そんなご報告をお待ちしております.
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